『子供たちには、同年代同士で試合ができる環境を作ってあげたい』
そう語るのは、4度のパラリンピック出場を誇り、東京パラリンピックでは銀メダルを獲得した車いすバスケットボール選手、香西宏昭選手。
ドイツで7シーズンにわたりプレーし、日本代表としても世界で活躍した彼は、現在ジュニア世代の育成にも力を注ぎ、その豊富な経験を次世代に伝えています。
今回のインタビューでは、日本の車いすバスケットボール界における育成の現状や、海外での経験について詳しくお話を伺いました。
香西 宏昭 (こうざい ひろあき)
生年月日:1988年7月14日
出身地:千葉県千葉市
所属:NO EXCUSE
経歴:
先天性両下肢欠損の状態で生まれ、12歳で車いすバスケットボールと出会う。名門「千葉ホークス」で本格的に競技を始めた後、高校卒業後、イリノイ大学進学のため単身でアメリカに渡り、2012年と2013年に全米大学リーグでシーズンMVPを2年連続で受賞。
大学卒業後、ドイツ1部リーグでプロデビュー。2017年にRSV Lahn-Dill(アールエスブイランディル)に移籍し、2021-2022シーズンにはチームのリーグ優勝に貢献。また、東京2020パラリンピックでは、3ポイントシュート成功数と成功率で大会1位を記録し、史上初の銀メダル獲得に大きく貢献した。