IMMAF世界選手権が育む、MMAの未来

UFCを目指す者たちの原点に、RDXはそっと寄り添う

世界最高峰の総合格闘技団体といえば、誰もが「UFC」の名を挙げるだろう。だが、その華やかな舞台に立つまでには、血と汗、そして無名の戦いを積み重ねた者たちの長い道のりがある。その出発点の一つとして、近年静かに注目を集めているのがIMMAF(国際総合格闘技連盟)世界選手権だ。

MMA(総合格闘技)の世界において、「草の根から頂点へ」の道筋がようやく形を成しつつある今、この大会は次世代の才能たちが“本物”になるための最初の戦場として存在感を増している。そしてその舞台裏には、あるブランドの確かな存在がある。英国発の格闘技ブランドRDX Sportsは、選手たちの安全と成長を支えるパートナーとして、この世界選手権に深く関わっている。


UFCスターたちが歩んだ、もうひとつの道

ムハンマド・モカエフ。アマチュア時代に23勝0敗という圧倒的な戦績を残したこの男は、IMMAFで幾多のタイトルを手にし、やがてプロに転向。その後、BRAVE CFに参戦し、世界屈指のフライ級ファイターへと成長を遂げた。

彼だけではない。クリスチャン・ルロイ・ダンカンはIMMAFで注目を集め、英国の名門・Cage Warriorsで王座に就いたのち、UFCと契約。フランスのマノン・フィオロは2017年にバンタム級で金メダルを獲得し、8年後にはUFCの女子フライ級タイトル戦に挑んだ。

これらはほんの一部だ。アメリカ、ブラジル、ロシア、カザフスタン──IMMAFから世界へ羽ばたいた選手たちは、もはや枚挙にいとまがない。


スポーツが育てる「キャリア」という道

かつては、プロの舞台に立つにはローカル団体で勝ち上がるしかなかった。しかし、今は違う。アマチュアの段階で国際経験を積み、技術と精神の両方を磨くことができる。それを可能にしたのが、IMMAFという存在だ。

2018年にはWMMAA(世界総合格闘技協会)との統合も果たし、MMA界におけるアマチュアの世界的な統括機関としての地位を確立。世界各国から集う若き選手たちが、五輪さながらのフォーマットで自らを試す場──それがIMMAF世界選手権なのだ。


安全と成長を支えるRDXの使命

そんなIMMAFの舞台に、RDX Sportsは公式パートナーとして深く関わっている。彼らが提供するのは単なるギアではない。競技用に設計された防護性の高いグローブやヘッドギアは、成長期にある選手の体を守るために作られている。

アマチュア大会における装備基準を高めることで、「強さは安全の上に成り立つ」という価値観を、次の世代に自然と根付かせていく。格闘技の未来を創る者として、RDXはその責任を背負いながら静かに貢献し続けている。


2025年大会、この瞬間も物語は進んでいる

2025年10月、ジョージア・トビリシで行われているIMMAF世界選手権は、まさに佳境を迎えている。各国の代表として金メダルを目指す選手たちは、RDXのギアに身を包みながら、渾身の闘いを繰り広げている。

そこにあるのは、まだ名前のないチャンピオンたちの「いま」。
いつか世界の舞台で語られるであろう彼らの物語は、この大会から始まっている。


草の根から世界へ

MMAというスポーツは、頂点から始まった稀有な競技だ。UFCという舞台が先に存在し、後からアマチュアの仕組みが整えられていった。逆説的だが、それがこのスポーツの現実だった。

だが今、その逆転の構造はようやく是正されつつある。
草の根から始まり、世界へ──。
選手たちは、確かなステップを踏んで強くなっていく。
その足元には、RDXのような企業がそっと支える“目に見えない力”がある。

そして今日もまた、ひとりの少年少女がRDXのグローブを握りしめ、夢の扉を叩こうとしている。