ただのスポンサー契約ではない、“闘う理由”を共にするパートナーシップ
UFCファイター、カリル・ラウントリーがRDX Sportsのグローバルアンバサダーに就任した。
次戦ジャマール・ヒル戦を控えるこのタイミングでの発表は、単なるプロモーション以上の意味を持つ。
「これは、ただの契約ではない。闘う理由を共有する、同志としての約束だ」
ラウントリーの表情には、誇りと決意が宿っていた。
規律、強さ、革新、そして真実の自分。
彼とRDXが重ねる価値観は、チャンピオンに必要なものは何かという問いの答えそのものだ。
苦難の道を超えて、辿り着いた舞台
カリル・ラウントリーは、米ロサンゼルス生まれの35歳。
父親はボーイズIIメンのツアーマネージャーであり、ラウントリーが2歳の時に強盗犯に射殺されている。
心の拠り所を失った彼は、過食と無気力の中で青年期を過ごし、一時は体重が130kgを超えることもあったという。
その後、テレビでリアリティ番組「The Ultimate Fighter」を観て総合格闘技に興味を持ち、ダイエットのためにヴァンダレイ・シウバが主宰するヴァンジ・ファイトチームで総合格闘技のトレーニングを始めた。
2014年にプロデビュー。2016年にはUFCの登竜門「The Ultimate Fighter」に出場し、準優勝を果たして正式契約を勝ち取る。
そこから先も、敗北や怪我を経験しながら、KO勝利を重ね、ついにライトヘビー級のトップランカーに上り詰めた。
特にその破壊力は圧倒的で、ジョン・ジョーンズと並ぶノックダウン数を記録し、「The War Horse(戦う馬)」の異名で知られるようになった。
カリル・ラウントリー プロフィール
項目 | 内容 |
---|---|
フルネーム | Khalil Rountree Jr.(カリル・ラウントリー・ジュニア) |
ニックネーム | The War Horse |
生年月日 | 1990年2月26日(35歳) |
出身地 | アメリカ・ロサンゼルス |
拠点ジム | Syndicate MMA(ラスベガス) |
階級 | ライトヘビー級(93kg級) |
身長/リーチ | 約185cm(6’1″)/約194cm |
構え | サウスポー |
プロデビュー | 2014年 |
インスタグラム | @khalilrountree |
主な戦績・実績
- プロ戦績:22戦15勝6敗1無効試合
- KO/TKO勝利:10
- 判定勝利:5
- UFC『The Ultimate Fighter 23』準優勝(2016)
- UFCライトヘビー級トップランカー
- ジョン・ジョーンズに迫るノックダウン記録保持
- 2025年6月 ジャマール・ヒル戦に勝利し、ライトヘビー級トップ5入り

闘いの中に宿る、情熱と覚悟
試合前のケージの中で、ラウントリーの顔を見たことがあるだろうか。
鋭い視線、張り詰めた空気、185㎝の長身を活かして放たれる一撃。
そこには、ただ強いだけではなく、“本物”であろうとする彼の覚悟がにじむ。
RDXがこのパートナーシップに込めたのは、そんなラウントリーの「本気」に寄り添う意思だ。
革新的なテクノロジーで鍛え抜かれたギア、過酷な環境にも耐える耐久性、そして誰でも手に届く手頃さ。
それは、誰もが「闘う自分」に出会えるための道具であり、メッセージでもある。
共鳴する価値観が生む、新しいスタンダード
ラウントリーのキャリアは、困難の連続だった。
それでも彼は、決して諦めなかった。
「格闘家である前に、自分自身でありたい」
そう語る彼の姿勢が、RDXの掲げる「真実の強さ」と重なる。
ラウントリーは今後、RDXの顔としてメディアに登場するだけでなく、ブランドの成長に深く関わり、アスリートやファンとの交流も積極的に行う予定だ。
スポットライトの当たらない、無名の選手たちにも目を向ける彼の姿勢は、RDXが掲げる「すべての闘う人を支える」という理念そのものだ。

ギア以上のものを届けるために
「RDXのギアを手にすることは、単なる装備以上の意味がある。
それは、自分の限界に挑む覚悟を持つということだ」
ラウントリーの言葉には、そんな想いが込められている。
その強さと温かさを兼ね備えた人柄は、格闘技の経験がある者なら誰もが共感するだろう。
彼のように本気で闘う人だけでなく、日々のトレーニングやフィットネスに取り組む人々にも、RDXの哲学は響く。
動き出す、新たな物語
ラウントリーの参画は、RDXが単なるギアブランドから、「闘う人の生き方を支える存在」へと進化する第一歩だ。
強くありたいと願うすべての人へ向けて、RDXは呼びかける。
「あなたは、どこまで行けるのか?」
ラウントリーとRDXが示すのは、その問いへの挑戦だ。
その先にある景色を、一緒に見に行こう。
