BRIDGE OF DREAMS 菊華高等学校ボクシング部

RDX JAPANがサプライヤーを務める愛知県のボクシング強豪校の一つ『菊華高等学校』。

2013年のボクシング部創設から、現在では全国大会に出場する選手を輩出している。
創設から2022年で9年。創設8年目には東海地区で団体優勝するほどのレベルにまでになった注目のボクシング部だ。

その強さの秘訣に、独自で開発した“修正力”がありました。

その修正力とは何なのか、ボクシングとの出会いや高校ボクシングの魅力について、主将、横井貫大選手にお伺いしました。

―自己紹介をお願いします。

横井貫大と申します。菊華高等学校の3年生で、ボクシング部の主将をしています。部員数は12名。うち女子部員が2名です。2年生の夏に主将になりました。

―ボクシングの出会いを教えてください。

小学校4年から始めています。小学校1年生からキックボクシングをしていました。同じ道場の子がボクシングをしていて、僕もやってみたい、そう思ったんです。

―それは何故でしょうか?

友達のパンチ力がすごかったんです。ボクシングを習うとこんなにパンチ力が上がるんだなと。それを見て僕もボクシングを始めました。やってみたら、キックボクシングとボクシングは、全く別物でしたね。ジャブの出し方ひとつとっても違う。それからは、新鮮な気持ちでボクシングという競技に打ち込めました。

『菊華高等学校ボクシング部』

―菊華高等学校ボクシング部を選んだ理由は?また入部して感じたことを教えて下さい。

近所で通っていたボクシングジムの先輩が菊華高等学校のボクシング部顧問の高岡先生でした。そういう先輩もこれまで多数いたんで、私も同じ道を選択しました。正直言うと、中学時代でも自分の力には自信がありました。しかし高校に入ると力の差を実感しました。レベルが高い。技術の差を感じたのです。

―その環境をうけて、横井さんとしてはどう感じましたか?

嬉しかったです。レベルの高い環境で練習できるのは自分のレベルアップにも繋がると。入部して本当に良かったなと思いました。

“創設8年目には東海地区で団体優勝”

―菊華高等学校ボクシング部は創設8年目で東海地区の団体優勝を成し遂げました。この成績は全国レベルでもトップクラスと言えるのではないでしょうか?

はい、トップクラスを狙えるレベルであると思っています。菊華高等学校ボクシング部は2022年で創設9年目になります。顧問の高岡先生が来て6年、8年目で東海1位になるということは、高等学校ボクシングの歴史の中でも注目されたようです。

―横井主将からみて菊華高等学校ボクシング部の強さの秘訣は何だと思いますか?

レベルが高い練習はもちろんですが、強くなれる練習をしていると思います。実践練習を積み重ねてうまく行ってない箇所を仲間たちと先生と指摘しあいながら修正していく。この繰り返しを徹底しています。足の使い方が悪いからこのパンチが当たらなかったとか、自分では気づかない点を仲間が指摘してくれるから早く修正できる。このような環境が強さの秘訣だろうと思います。

“「相手を倒す」ではなく、「このパンチをこの箇所に的確に当てる」”

―まさにマネジメントがしっかりされているんですね。

はい、そう思います。練習方法もわかりやすく、「相手を倒す」ではなく、「このパンチをこの箇所に的確に当てる」という具体的なアクションを目標に練習をしているんです。そういった目標、テーマを決めて毎日計画的に練習をしています。試合では、練習してきた「このパンチ」が当たれば必ず加点ポイントに繋がるとわかっているので、部員も練習がしやすいのではと思います。

―非常に面白い練習方法ですね。それを踏まえてボクシングの魅力を教えてください。

様々なタイプが居ることです。距離を取るタイプ、ファイタータイプ、いろんなスタイルの選手がいます。ボクシングには個性がありそれが魅力ですね。個性とのぶつかり合いで駆け引きや体の使い方が変わってくる。やりにくさ、やりやすさがあって、そこに戦術がある。まさにチーム力やマネジメント力なども試されるスポーツがと言えます。

―苦手な選手など、相性もありますよね?

その通りです。私の場合は、距離を取ってポイントを稼ぐスタイルなので、パワーが強く距離を潰してくるタイプに如何に勝つかが重要になりますね。普段の練習から対策はしっかりできているので実践に活かせるかが鍵ですね。

KARAシリーズ スパーリンググローブ F6

KARAシリーズ パンチングミット 両手入り F6

『RDXを使用してみて』

「これからはRDX SPORTSについてお伺いします」

―道具のメンテナンスについてお聞かせください。

私の場合、練習中はバンテージの上からさらに軍手をしています。グローブを使うと臭くなるんですが、汚れやにおい対策として軍手を使ってるんです。自己流です (笑)。グローブの中は汗で蒸れますし、拭くのも大変で大抵の人は自然乾燥させています。ファブリーズをする人もいます。実践練習のグローブもスパーリングのグローブも、メンテナンスは意識しています。

―スパーリング用のグローブやヘッドギアはご自身で購入されていると聞きました。

はい、そうです。スパーリング用グローブは部から支給されていますが、ミット・サンドバック用のグローブなどは自費で購入します。練習を重ねると壊れやすくなります。普段のメンテナンスは、コスト削減の意味でもとても重要です。

KARAシリーズ ボクシンググローブ F6 KARAシリーズ ヘッドガード F6

―RDX SPORTSのKARAシリーズを使ってみてどうですか?

パンチングミットはパンチを受けやすくて良いですね。受けやすいさというのは感覚で分かる、それが実感できるミットと言えます。あとリスト周りにマジックテープが付いている点がとても助かります。バンテージをしているので手が膨らんでいるため、選手同士でミットを交換して練習する場合、手を入れてからマジックテープできつく締め上げる事が出来るんで、スピーディーに装着できます。よって持ちやすさもありますね。

ヘッドギアに関しては、上下に伸びる構造で軽量級から重量級まで使えるようにアジャストがついていて助かっています。グローブは、フィット感があって手首が守られている感じがあります。安心感がありますね。

―最近ボクシング人気が上がってきたと思いますがその点はどう感じていますか?

格闘技好きが増えてきたのも事実ですが、菊華高等学校ボクシング部の認知が上がってきたのも実感しています。現在部員数が12名。過去最高の部員数になりました。

―5月のインターハイ予選に向けた意気込みを教えてください。

昨年はインターハイでベスト16、2回戦で負けてしまいました。今年は優勝を目指して頑張っています。高岡先生に教えて頂いたことをしっかり実践すれば必ず勝てると信じています。今年の1月の東海大会では決勝を僅差で負けた経験があり、次のインターハイでは必ず勝って全国優勝するぞ、という意気込みで練習を重ねてきました。

“高校に入って初めて後輩が出来て、部活動は自分を成長させてくれた場所でした。”

―なるほど、インターハイに向けて菊華高等学校ボクシング部の強みである“修正”をしっかり重ねてきたわけですね。

はい、しっかりと修正してきました。体が流れずに打つというトレーニングをしました。強く打つより、ショートでしっかり打つことができるようになりましたね。

―横井主将にとって高校ボクシング部はどんな場所でしたか?

小学校からずっとボクシングをしてきましたが、高校に入って初めて後輩というものができました。ボクシングの場合は、小学校、中学校で部活はあまりない。ジム通いの選手も多いと思います。ボクシングを小さいころから始めている方は、ぜひ高校の部活でも続けて欲しいな、と思います。そういった点でも高校ボクシングは自分を成長させてくれた場所でした。

『夢は大学のリーグ戦に出る事』

―今後の目標をお聞かせ下さい。

大学に進学してボクシングを続けたいと思います。大学のリーグ戦に出たい、それが夢です。その前に、まずはインターハイで全国優勝したいです。

―ぜひ全国目指して頑張ってください。応援しています。

はい、頑張ります。

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