BRIDGE OF DREAMS 中武亮翔選手

BRIDGE OF DREAMS 中武 亮翔 選手

インタビュー | 2023.10.28  Sat.

北九州から世界チャンピオンを目指します

彼は第4回JCL全国大会で優勝をした北九州の新星、中武 亮翔 選手。
8歳からボクシングを始め、この世代の中で圧倒的な実績を残している。

『攻めて攻めて、会場を盛り上げるボクサーになりたい』

キャリア、実績を着実に積み重ね、将来を見据える中武選手の想いを皆様にお伝えします。

中武 亮翔(なかたけ あきと)

所属:HKスポーツボクシングジム

生年月日: 2011年11月4日

出身地: 福岡県北九州市

経歴:第4回JCL全国優勝&優秀賞
第12回全九州UJ1位

ロッキーを見てボクシングがやりたくなった

ー自己紹介をお願いします。

中武:中武亮翔、小学6年生です。身長は149cmで、現在は40kg級の大会に出ています。昔の映画ですが、祖父にロッキーを見せてもらい、かっこいいなと思ったことがきっかけでボクシングを8歳の頃に始めました。

ーボクシング以外のスポーツもされていたとお聞きしましたが、どんなスポーツをされていたんですか?

中武: サッカーと剣道です。サッカーは体力作りのために、幼稚園の頃少しだけ取り組んでいました。剣道とボクシングは異なるスポーツですが、剣道で利き手の右手を前にして構えるところが今のボクシングにも活かせていると思います。

剣道でも全国規模の大会「神武館旗パート」での優勝経験がある

ーボクシングを始めた時の感想を教えてください。

中武:新しいことを覚えられた時には達成感があり、試合で勝った時には嬉しいです。始めた当初は、縄跳びやシャドーから取り組んだのですが、全くできなかったことを覚えています。また、足から打つという足の動作にも戸惑い、ジムのコーチに教えてもらっていたのですが、習得に何ヶ月もかかりました。

ー1日に行う練習内容を教えてください。

中武:ジムで1時間半、家でも父が買ってくれた人型のサンドバックを用いて練習しています。憧れの井上尚弥選手、京口選手、恵良選手のようになれるように頑張っています。特に恵良さんはよく修行をさせてもらっていて、母指球でパンチやボディを打つといったことを教わりました。また有名な選手の試合を観て勉強もしています。

ー今のボクシングジムに通ったきっかけはありますか。

中武:自分がボクシングを始めたいと言い、自分で通えそうな範囲に今のジムがありました。ボクシングを始めたいと思った時にはまだ剣道もしていたので、父と祖父に剣道の大会で優勝したらボクシングを始めて良いと言われました。剣道大会で優勝する自信はあったのですが、無事優勝して、ボクシングを始めることができました。

HKスポーツボクシングジムでは同世代の子たちと切磋琢磨して練習をしている

ーボクシングスタイルを教えてください。

中武:自分から攻めることが多いです。相手が守備から入るボクサーだと、少しやりづらさを感じます。将来も攻めていく姿勢を大切にして、盛り上げられるようにしたいです。

SNSでもどんどん自分を発信していきたい

ー積極的にSNSで発信をするようになった理由を教えてください。

中武:ガードマンさんという元ボクサーの方がドッキリ企画をするYouTubeチャンネルがあり、それがとても面白いなと思っていたので、自分からYouTubeを始めたいと言いました。ボクシングを始めた3-4年前からずっとSNSで発信してます。撮影や投稿に関しては父が手伝ってくれています。

ー日頃の練習や、SNSでの活動も、お父様と二人三脚で活動していますね。

中武:父とはケンカをする時もありますが、いつの間にか自然に仲直りします。僕が始めたいと言ったYouTubeも今では父の趣味として取り組んでくれていますし、ボクシングの試合でも僕以上に喜んだり悔しがったりしてくれています。

ーボクシング以外の趣味はありますか。

中武:一番得意なのは絵を描くことです。自転車で旅をしたり、料理をすることも好きです。また、YouTubeを撮り始めてからは、食レポも得意になりました。一番好きな食べ物はお肉です。

食べることが大好きで食レポも勉強中だと語る

ー大会や試合の前に緊張はしますか。緊張をほぐすためにどんなことをしていますか?

中武:緊張します。緊張したときは準備運動で体をほぐしたり、気合を入れるために自分で顔を軽く叩いたりします。あと、たまに坊主にもするのですが、すっきりして、何か変わったような気がします。

気合を入れるため坊主にして大会に臨むこともある

ー地元のメディアから取材されることもあると思います。取材対応は緊張しますか。

中武:あまり経験はありませんが、優勝した時に新聞の取材を受けたことがあります。まだ緊張するのですが、これからもっと活躍して沢山取材を受けるような選手になれるように頑張ります。

負けた時が何より一番辛い、だから勝ち続けたい

ー今までで一番ボクシングで嬉しかったことは何でしょうか。

中武:日本一になったことです。沖縄で戦った1歳年上の選手で身長も15cm以上高く、非常に強い選手だったので、判定で勝てた時はとても嬉しかったです。身長が高い選手との試合では、動画で動きを見て、サイドを使うかボディを使うか考えて取り組みました。

ー逆に一番辛かったことは何でしょうか。

中武:試合で負けることです。負けるととても落ち込みます。ちなみに、負けた時にも坊主にして気持ちを切り替えたりしています。

ー地元愛を持っているということなので、北九州の良さを聞かせてください。

中武:僕は質素に行く予定ですが、成人式では派手な人が多く、盛り上がりが凄いと思います。また、景色も綺麗で食事も美味しいです。特にラーメンとか明太子が好きです。

ー食事面について何か意識していることはありますか。

中武:まだ小学生なので体重制限はあまりなく、プロの選手のように厳しい減量をすることはありませんが、試合前に少し体重を減らすことはあります。日頃から炭水化物を少なめに、トレーニングがある日にはプロテインを飲むよう心掛けています。

ボクシング名門校、日章学園に入試を行った

ー学校生活はいかがですか。

中武:友達とバスケやドッジボール等をして遊べて楽しいです。ただ、自分は運動神経があまりよくないので、球技は難しいです。

ーRDXのグローブを元々お使いいただいていたと伺いました。使い心地はいかがですか。

中武:使いやすいです。ヘッドガードも使わせていただいていますが、中学生になってからも使う予定です。

ー最後に将来の目標を聞かせてください。

中武:まず中学生になったら、何かの大会で優勝したいです。できれば、1年間負けなしで過ごしたいです。そして高校生の間にプロになる準備を始めて、20歳になるまでにプロになり、なるべく早くタイトルを獲り、世界チャンピオンになりたいです。ボクシングは東京が盛んなイメージがありますが、僕は生まれ育った北九州が大好きなので、地元で活躍したいと思っています。ボクシング以外での目標は、かっこいい車を買うことです。

ーインタビューありがとうございました。選手としても人としても、これからの成長を楽しみにしております!

中武 亮翔 選手

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