GLORY BEYOND DREAMS 東島 星夜 インタビュー

インタビュー | 2025.8.27 Wed

危機感を常に持つこと、それが日の丸を背負う責任

15歳から日本代表として戦い、日本テコンドー界を引っ張ってきた東島星夜選手。

生まれ持った身体能力と柔軟性に加え、幼少期から空手で数々のタイトルを獲得してきた実績を持つ。

また、テコンドー選手として唯一のRDXアンバサダーも務め、国内外で競技の魅力を発信し続けている。

そんな彼も今や25歳。
キャリアの終盤を見据え、セカンドキャリアについての考えも巡らせている。

本インタビューでは、彼が考える「日本代表の責任」と「今後のキャリア」について語ってもらった。

東島 星夜(ひがしじま せいや)

生年月日:2000年8月24日
出身地:千葉県

経歴:フィリピンで生まれ、父の影響で体操を始め、柔軟性と体幹を磨く。空手ではジュニア時代に全日本6連覇を達成。高校1年で最年少のテコンドー日本代表に選出され、以来10年間日の丸を背負って戦う。2019年ユニバーシアードでは世界ランク2位の選手に勝利し、2023年アジア競技大会にも出場。現在はテコンドー唯一のRDXアンバサダーとして活動し、2026年ロサンゼルス五輪を最後に指導者への転身を見据えている。

日本代表として10年、世界で戦える姿を証明する

ーまずは、10月24日から中国・無錫で開催される「Wuxi 2025 World Taekwondo Championships」に日本代表として出場されます。現在のコンディションはいかがですか?

東島)今はすごくいい感じです。前までは試合前に10キロとか落として、正直体調悪かったりも多かったです。でも今は普段の体重を7キロくらい落としてるので、残り3キロくらいを試合前に落とす感じですね。だからだいぶ減量は楽になりましたね。食べながら普通に練習できてます。

ーベースの体重を落として体調を整えているとのことですが、具体的に減量はどのように行っているんですか?

東島)食事管理と運動ですね。前までは「運動して食べないで、また運動して…」って感じだったんで、きつかったんですけど、今は違います。あと水抜きは全然してないです。RDXさんのサウナスーツ着て汗かいて、ちょっとずつ体重を落としてるだけです。最後に一気に水抜きするとかは危ないのでやってないですね。

朝から晩まで、1日のほとんどを練習に費やす

ーではだいぶコンディションがいい状態で大会を迎えられそうですね。

東島)はい、そうですね。食べれて動けるので、練習の質も上がってます。最後の3キロも無理せず落とせるし、試合当日もちゃんと動けると思うので大会を迎えるのが楽しみです。

ー日本代表を背負って約10年。高校1年生で最年少として選出されたいま、最年長としてチームを引っ張る立場になりました。その変化をどう感じていますか?

東島)僕が初めて代表になったのは高校1年生で、一番年下でした。その時は先輩の背中を見て「この人たちみたいになりたい」って思ってやってきました。でもいまは逆に自分が一番上になって、後輩を引っ張る立場になったんですよね。だからやっぱり見せる背中がないとダメだなっていうのはすごい思います。

ー今の日本代表チームの雰囲気はいかがですか? テコンドーは個人競技ですが、柔道やレスリングのように“チームとして戦っている”雰囲気はありますか?

東島)日本代表は階級ごとに1人しか選ばれないので、同じ階級でバチバチすることはないんですよ。だからチームの雰囲気はけっこう良いです。みんなで「頑張ろう」ってなりますね。もちろん国内の試合だと同じ階級でピリピリすることもありますけど、代表に入っちゃえばそういうのはなくなります。

勝って当たり前
その重圧を越えてこそ挑戦者になれる

ーこれまで豊富な大会経験を重ねてこられましたが、国内大会と国際大会、それぞれで感じる緊張感には違いがありますか?

東島)緊張感は断然国内の方がありますね。国際大会は「挑戦する側」っていう気持ちでいられるんですけど、国内は「勝って当たり前」っていう空気があるんです。日本代表として名前が知られている分、負けたら「え?」って思われる。だから注目度が逆にプレッシャーになります。

ー具体的にどういう場面でプレッシャーを感じますか?

東島)全日本とか国内の大きな大会だと、試合前から「東島なら勝つでしょ」って周りも思ってるんですよ。勝っても喜ばれるというより「まあそうだよね」で終わっちゃう。でも負けたら大ニュースになる。だから一試合ごとに「絶対に落とせない」っていう重さがあります。

ー国内大会では“勝って当たり前”と見られる難しさがあると思います。実際に、国際大会との違いはどんなところに感じますか?

東島)国際大会だと相手は世界ランカーだし、自分が勝てば「番狂わせ」になる。挑戦者でいられる分、気持ちが楽なんです。もちろん緊張はするけど、それ以上に「やってやろう」ってワクワクが勝りますね。国内は逆に守る立場だから、勝っても評価されにくい。そこが一番の違いですね。

子供の頃から多くのメダルを獲得してきた

ーその緊張感をどう乗り越えていますか?

東島)結局は練習量だと思います。誰よりも練習してるっていう自信があるから、「大丈夫、自分はやれる」って思える。あとは、国内大会でも「挑戦者」の気持ちを忘れないように意識してます。「勝って当たり前」じゃなくて「また新しい挑戦だ」って考えるようにすると、少し楽になりますね。

ー今夏はオーストラリアに遠征して調整を重ねられましたが、その遠征を通じて得られたものについてお聞かせください。

東島)まずは体調管理がすごくうまくいって、大会でメダルマッチまでいきました。でもそこで負けてベスト5でしたね。ただ世界ランク持ってる選手にも勝てたし、ポイントも取れて、だいぶ伸びてきたなって実感しました。

ー競技に臨む上で、海外選手と日本人選手との違いをどのように感じていますか?

東島)まず身長ですね。僕は175cmなんですけど、同じ58kg級でも185とか190の選手がいるんですよ。だから距離感が全然違う。蹴りが届かないこともあります。でもその分、近い距離に入っていくのは得意なので、そこで勝負してます。

ー海外合宿のメリットは、身体能力の異なる国々の選手と一緒にトレーニングできる点にあるのでしょうか?

東島)やっぱり強い選手たちの中で練習できるのは大きいです。戦い方も日本と全然違うので、練習中から「この選手はこういう癖があるな」って吸収してますね。そういうのをどれだけ拾えるかで差が出ます。

テコンドーは華麗な足技が魅力的なスポーツ(写真右:東島選手)

環境整備が、世界と戦うための第一歩

ー世界全体の中で、日本のテコンドーはどのように評価され、どの位置づけにあるとお考えですか?

東島)女子は今すごく伸びてますね。世界ランク5位に入ってる選手もいるし、世界選手権で3位取ったり。でも男子はまだまだ厳しいです。層が厚いので、なかなか上に行けていないのが現状です。

ー日本のテコンドーは一定の成果を挙げているとは思いますが、一時期の男子バレーボールのような状況にも映ります。今後、世界で勝ち抜くために日本が強化すべき点についてどうお考えでしょうか?

東島)日本人は身長でどうしても不利なので、フィジカルで勝つしかないと思います。体力とパワーですね。僕は空手もやってたので、そのパワーをテコンドーのスピードに足して戦えるようにしています。

ー競技力を高めていく上で、日本の練習環境にはどのような課題があると感じていますか?

東島)日本は道場の数がまだまだ少なく、その分練習相手の確保が難しいのが現状です。僕自身も、普段の環境だけでは不十分だと感じるので、関西まで遠征して強い選手たちと一緒に練習を積むこともあります。やっぱりレベルの高い相手と練習を重ねることでしか得られない経験があるし、それが競技力向上には欠かせません。もし全国的に道場や練習環境が整えば、日本全体の競技レベルは確実に上がるはずです。

空手とテコンドー、日韓融合が生む強さ

ーこれまでテコンドー以外にも空手の経験を積まれてきました。日韓両方の武道を経験したことが、現在の競技力にどのように生きているとお考えですか?

東島)小さい頃から空手もやっていて、ジュニアの頃に全日本で6連覇しました。あの経験は本当に大きかったです。空手は力強さで勝負する部分があって、相手を一撃で仕留める感覚が大事なんですよね。そのときに身につけた「当てる力」や「パワーの伝え方」は、いまのテコンドーでもすごく役立っています。

テコンドーはスピードやテクニックが中心ですけど、僕はそこに空手で培ったパワーを加えられる。近い距離に入って一発で押し込む蹴りは、自分の得意技になっています。日本人選手はどうしても身長やリーチで不利になることが多いので、その差を埋められるのが「空手で培ったパワー」だと思っています。

ー一方で、テコンドーと空手の違いについてはどのように捉えていらっしゃいますか?

東島)テコンドーはスピードと機動力が重要で、蹴りの多様性が武器。でも、日本人はどうしても身長で不利なので、スピードだけでは世界のトップに届かないんです。だから自分の場合は、空手で鍛えたパワーを武器にしています。近い距離に入って、力強く蹴りを叩き込むのは得意ですね。

ー空手での実績があるからこそ、他の選手とは違う独自のスタイルを築けていると思いますか?
東島)そうだと思います。他の日本人選手は海外で修行することが多いので、その国のスタイルを学んでくることが多いんですけど、自分は空手のベースがあるので他の代表選手とは違う戦い方ができる。それが自分の個性だと思っています。

ーそういう経歴やスタイルの違いも含めて、東島選手自身が思う“自分の強み”はどんなどこですか?

東島)一番は柔軟性ですね。これは結構自信があります(笑) あと運動神経はもともと良かったと思います。ちっちゃい頃から体操をやってて、お父さんが教えてくれてたんですけど、その影響で空中で体幹をコントロールしたり、空中で技を切り替えたりするのが得意なんです。だから「その角度から蹴れるの?」って驚かれることも多いです。

日韓の武道の融合が東島選手の強みになっている

ー映像で見ても体が凄く柔らかいですよね。子供の頃から身体能力を感じる場面が多かったんですね。

東島)母がフィリピン人なので子供の頃はフィリピンで生活してたんですが、木登りしたり危ない遊びばっかりしてました(笑) でも当時からなんか出来ちゃったんですよね。そういう環境もあって体が自然と鍛えられたのかもしれません。あと両親も運動神経が良くて、父は体操経験があったので、DNA的なものもあるのかなと思います。

ー柔軟性があって羨ましいです。私自身、股関節が硬くて毎日ストレッチはしているんですが、柔らかくなるコツはありますか?

東島)最初から開脚できたのでその点は特に苦労してないんですよね(笑) なのでどうしたら柔らかくなるかは教えられないかもです(笑)

ーやっぱり生まれ持った柔軟性だったんですね(笑) こればっかりはどうしようもないですよね(笑)

東島)そうですね(笑)

来年のアジア競技大会は、キャリアの分岐点

ー話は変わりますが、これまでのキャリアで一番印象に残っている大会はどの大会になりますか?

東島)2019年に開催されたユニバーシアードですね。大学生のオリンピックみたいな大会ですけど、世界ランク2位のアイルランドの選手に勝ったんです。その時に「自分は世界で通用するんだ」って実感しました。そこから国際大会でもメダルを取れるようになったし、きっかけになった大会でした。

ー直近でも世界ランカーに勝っていますよね。

東島)はい、去年のアジア競技大会では世界ランク5位の選手に勝ちましたし、この前のオーストラリア遠征でも世界ランク4位の選手に勝てました。トーナメントの組み合わせ次第ではメダルも狙える手応えを掴んできています。

ー2023年には中国で開催されたアジア競技大会に出場されましたが大会の雰囲気などはいかがでしたか?

東島)アジア競技大会は2023年が初めてだったんですけど、正直びっくりしました。規模も雰囲気もオリンピックに近いんですよ。開会式とか選手村とか、全部が桁違いで、中国が開催に90億円ぐらいかけたって話も聞きました。実際に会場に立ったときの空気は、今までの国際大会とは全然違いましたね。

寄せ書き入りの国旗に見守られながら、日々の練習を行う

ー次回は来年3月に名古屋で開催されます。出場への思いを聞かせてください。

東島)めちゃくちゃ出たいです。日本開催なので、家族や友達も応援に来れるし、地元の声援を背負って戦えるのは特別なことだと思います。アジアは韓国やイラン、中国とか強豪国が揃っていてレベルが高いんですけど、その舞台でメダルを取るのは大きな意味があります。

ー東島選手のキャリアの中でアジア競技大会はどういう位置づけですか?

東島)オリンピックの次に大きい大会なので、ここで結果を出すことはすごく大事です。実際、前回は世界ランク5位の選手に勝てて「自分はやれる」という手応えを掴めました。次は結果としてメダルを残したい。名古屋は自分のキャリアにとっても大きな節目になる大会だと思っています。

ー大きな舞台であるほど、様々なプレッシャーを抱えて戦うことになると思います。そのプレッシャーはどのようにコントロールしていますか?

東島)練習するしかないですね。誰よりも練習して「自分が一番やったんだ」って思えれば、それが自信になります。あとは試合前は頭を真っ白にするんですよ。考えすぎると固まっちゃうので、あえて何も考えないようにしてます。

実はジュニア時代にレスリングのオリンピック選手が講演に来てくれたことがあって、その場でその選手から「君は試合前どうしてる?」って質問されたんです。そのとき僕は「頭を真っ白にしてます」って答えたんですよ。そしたらその選手も「自分も同じだ」って言ってくれて。あのときはすごく嬉しかったし、自分のやり方は間違ってないんだって確信できました。

だから今も変わらず「何も考えない」。試合のことを考えるんじゃなくて、いつもの仲間と普通に笑ったりして過ごす。そうやって自然体でリングに立つのが、自分にとって一番力を発揮できる方法なんです。

世界を戦う代表選手も選ぶRDXのサウナスーツ

ーテコンドー選手としては唯一のRDXアンバサダーとして活動されていますが、実際に製品を使ってみてどうですか?

東島)普段の練習で着てるんですけど、サウナスーツは特に重宝してます。減量中は1日2回ぐらい使うこともあって、汗の出方がすごいんですよ。他社のも試したことあるんですけど、正直RDXのが一番汗が出ます。友達もそれ見て「どこの?」って聞いてきて、合宿の時に3人ぐらい買っててみんなRDXのサウナスーツでトレーニングしてました(笑)

ースタンディングバッグも使ってくださっていますよね。動画で拝見しましたが、華麗な足技がとても印象的でした。実際に使ってみていかがですか?

東島)はい、毎日使ってます。前に他社のを使ってたんですけど、芯が折れちゃったんですよ。RDXのは耐久性がしっかりしてるので安心して打ち込めます。あと、砂じゃなくて水を入れられるタイプなのもいいですね。処理するときに楽なんで。細かい部分まで使う側のことを考えて作ってるなと思いました。

ー日本代表の選手からそのように評価いただけるのは誠に光栄です。アンバサダーとして活動する上で、特に意識されていることはございますか?

東島)やっぱり現場で使ったリアルな声を伝えることです。プロが使ってどう感じるかは、ブランドにとってもすごく大事だと思うんですよ。SNSでも紹介してますけど、ただ宣伝するだけじゃなくて「ここが良い」「ここを改善したらもっと良い」っていうのを伝えるようにしてます。

テコンドー界で唯一のRDXアンバサダー

日本代表の責任は、常に危機感と共にある

ー東島選手は高校生の頃から代表として戦ってきましたが、今のジュニア世代を見て、どんな課題を感じていますか?

東島)最近はジュニアとシニアの合宿が別々で、トップ選手と一緒にやる機会が少ないんですよ。僕がジュニアの時は一緒にやってて、「あの選手みたいになりたい」「超えてやろう」っていう気持ちが自然に生まれてました。でも今は刺激が少ない。合宿が「楽しかった」で終わっちゃってる印象があります。

ー最近はパワハラに厳しくなり、良い面もある一方で、自分を鍛えることの難しさも指摘されています。自分を追い込むことに限界を感じる場面はありますか?

東島)正直、今の指導はちょっと優しすぎると思います。もちろんパワハラとか体罰はダメですけど、ある程度の厳しさは必要だと思ってます。自分で自分を追い込める選手って多くないんですよ。いても数は少ない。だから指導者が厳しくして「危機感」を選手に持たせないと強くなれない。日本代表になる、日本を背負うってそういうことだと思ってます。

繰り返し語ったのは、日本を背負う責任の重さ

ー自分だけでは管理しにくい部分もありますよね。仕事でも同じことが言えると思います。では、今後のキャリアについてはどのように考えていますか?

東島)僕は今25歳なんですけど、2026年のロサンゼルス・オリンピックを最後に引退しようと思っています。そこまでが自分の現役選手としての集大成ですね。その後は道場を開いて、指導者として活動していきたいと考えています。

ただ単に選手を育てるだけじゃなくて、もっとテコンドーという競技を知ってもらうことも大切だと思っています。講演会や体験会を開いて、子どもたちや一般の人たちに「テコンドーってこんなに面白いんだ」と伝えたいんです。僕が現役で経験してきたことを還元して、テコンドーの魅力を広げていくことが、次の自分の使命だと思っています。

ーもうすでにセカンドキャリアを考えて活動されているのですね。最後にお聞きしますが東島選手にとってプロフェッショナルとは何ですか?

東島)僕にとっては「有言実行」です。自分で言ったことは絶対にやり切る。結構ビッグマウスなところもあって、わざと大きく言うんですよ。そうすると「言っちゃったからやらなきゃ」って自分にプレッシャーをかけられるんです。それに周りの応援も背負えるし。

できないことって実際あんまりないと思ってて、できないと思ったらできないけど、「できる」って言ってやれば大体できる。そういう気持ちでやってます。

やっぱり選手って結果を出さないと注目されないじゃないですか。優勝しても誰からも何も言われなかったら、続けていけないと思うんです。だからこそ、自分で言ったことをやり切って、結果を残して、応援してくれる人たちに示したい。それが僕の中のプロフェッショナルです。

-今後の活躍がますます楽しみになるインタビューでした。更なる大きな舞台で戦う姿を期待しています!

編集後記:テコンドー界を引っ張ってきた東島選手が語る「日本代表の責任」は、改めてその重さを実感させられるものでした。若くして代表に選ばれ、長年戦ってきたからこそ、すでにセカンドキャリアまで視野に入れて行動している姿が印象的です。私自身、1位の経験がないからこそ、彼が積み重ねてきた実績の凄みを間近で感じましたが、実際に話すと気さくでノリの良い兄貴分。だからこそ、メダル獲得やオリンピック出場を果たし、「代表として戦えて本当に楽しかった」と最後に語ってくれることを願っています。その時には、もう一度インタビューをさせていただきたいと思います。(RDX Japan編集部)

インタビュアー  上村隆介

東島 星夜

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